SAP S/4HANA向けのZscalerのソリューション
接続の簡素化、アプリケーションのパフォーマンスの最適化を行い、セキュリティを念頭に優れたユーザー エクスペリエンスを提供します。
ゼロトラストで、SAP ERPとS/4HANAへの安全なアクセスとアプリの現代化を実現
Zscaler Zero Trust Exchange™を使用して、SAP ECCからSAP S/4HANAへのクラウド移行を加速しましょう。変革のプロセス全体でSAPを拡張することで、ビジネス上極めて重要なアプリケーションへのリモートアクセスをVPNを用いずに保護しながら、アプリケーションの現代化をスムーズに実現できます。ユーザーやサードパーティーに対して、デバイスやロケーション、ネットワークを問わず、信頼性の高い安全な接続と優れたパフォーマンスを提供します。

課題

現代化の障害
複雑で時代遅れのネットワークとインフラストラクチャーはSAPとクラウドの移行を長引かせ、コストの増加に加え、不可欠なアプリへのアクセスに支障が生じる恐れがあります。

ユーザー エクスペリエンスにおける問題
頻繁なダウンタイムとアプリケーション接続の遅さによって生産性が損われるほか、アクセスと制御に関する可視性が欠如することで、ユーザー エクスペリエンス関連の問題の解決が困難になります。

アプリケーションの攻撃対象領域の拡大
VPNを介してユーザとサードパーティー ベンダーをSAPアプリケーションに接続すると、ネットワークが露出した状態となるため攻撃対象領域が広がり、重大なビジネスリスクにつながります。
SAP向けのZscalerのソリューション:セキュリティに留まらないゼロトラストの利点
クラウド移行のプロセスでSAP S/4HANAへのアクセスが阻害されないよう、様々な対策を講じます。敏捷性と拡張性において最適化されたZscalerのインライン セキュリティ クラウドは、複雑なネットワークを排除して可視性を向上させます。また、オンプレミスのSAP ERPワークロードからHEC環境およびパブリック クラウドのSAP S/4HANAへの移行をより簡単で安全にすることで、以下を実現します。

ビジネス継続の円滑化:Zscaler Private Access™アプリケーション コネクターはクラウド配信型のため、ダウンタイムを設けずわずか数分間で導入できます。
アクセスポリシーの統一:Zscalerは、クラウド トランスフォーメーションのプロセスのどの段階においてもユーザー アクセスを変更しないため、すべてのロケーションやデバイスで一貫したアクセスを実現できます。
安全なクラウド移行:アイデンティティーとコンテキストに基づく適応性の高いゼロトラスト アクセスにより、攻撃対象領域が縮小し、SAPの俊敏性と拡張性が向上します。
ユーザー エクスペリエンスの改善:Zscaler Digital Experience™でアクセスと制御をきめ細かく可視化することで、根本原因を特定し、ユーザー エクスペリエンスの問題の平均復旧時間を早められます。
ビジネス上極めて重要なSAPアプリケーションへの安全かつ信頼性の高いアクセスを、VPNを用いずに実現
クラウド ネイティブのアーキテクチャー上に構築されたZero Trust Exchangeでは、容量制限があるうえにレイテンシと接続の問題を引き起こしがちな、VPNゲートウェイや従来型のアプライアンスが不要となります。ユーザーやサードパーティーの直接的かつ安全なアプリケーション接続が可能となるため、攻撃対象領域の縮小と脅威の平行移動のリスク軽減を図れます。これにより、以下の利点を得られます:
生産性を最大化:ビジネス上極めて重要なシステムやアプリケーションへの常時有効なアクセスにより、信頼性の低いVPNを介してトラフィックをバックホールする必要がなくなります。
場所を問わず接続を最適化:リモート ユーザーは最も近いZscaler Public Service Edgeを経由し、オフィス内の従業員はオンプレミスのPrivate Service Edgeを経由するため、最短経路での接続が可能となります。
SAPをサイバー脅威から保護:ゼロトラスト ポリシーではユーザーやサードパーティーは企業ネットワークに配置されないほか、アプリケーションがインターネットに露出することもないため、権限のないユーザーには見えなくなります。
法令へのコンプライアンスを維持:アイデンティティーとコンテキストに基づくゼロトラスト ネットワーク アクセスは、コストのかかるインフラストラクチャーやVPNを使用せず、NIST 800-207などの新しいコンプライアンス規制に準拠しています。


– ITエンタープライズ システム担当ディレクター Eric Fisher氏