ZscalerでM&Aに伴うIT統合を成功に導く

2022年、世界の景気は大きく減速しました。その要因として、ロシアとウクライナの戦争、インフレ水準の上昇、不安定な金融市場、サプライチェーン問題などが挙げられますが、多くの企業がコロナ禍前の水準にまで回復しきれていないという事実もこの状況に拍車をかけています。こうした景気の低迷は市場に混乱をもたらしますが、M&Aを利用して、相場よりも低い価格で資産を獲得しようとする大企業などの一部の企業にとっては絶好の機会となっています。

しかしながら、このような事業統合は、悪意のあるアクターが脆弱性を悪用する機会にもつながります。サイバーセキュリティやデータの脆弱性に関する問題は、M&A取引が発表された後に発生することが少なくありません。これは、悪意のあるアクターが従業員がとくに脆弱なこの移行期に活動を起こすためです。各国政府は、企業に対してこれらのサイバー インシデントの報告を義務付けるだけでなく、ランサムウェアへの支払い自体を違法行為とする新しい規則を検討しており、実際に施行しているケースも出始めています。

取引の完了前にサイバー セキュリティ デュー デリジェンスを実施したケースは世界的に見ても10%未満であるため、次のようなリスクを管理するという課題が企業には残されることになります。

• 未知のインベントリー(例：ノートパソコン、デバイスなど)
• 侵害された可能性のある資産
• サードパーティーへのアクセス提供
• 知的財産の損失防止(とくに合併の過程)
• 買収に起因する未知および未検出の脅威からの親会社の保護

取引の70%は、サイバー リスクや価値の低いテクノロジー統合のタイムラインが直接的(あるいは部分的)な原因となって、本来得られるはずの価値やメリットを得られていません。従来の統合では、一時的なVPNを介して境界ネットワークを拡張し(これによって攻撃対象領域が増加)、トラフィックをいくつかのデータ センターにバックホールしますが、これはスピードやユーザーの生産性に影響を及ぼします。そして多くの場合、セキュリティ上の死角や脆弱性を持つ「つぎはぎ」だらけの複雑なシステムの中で、部分的に統合されたビジネスを行うことになります。

ゼロトラスト アプローチ

Zscalerのゼロトラスト アプローチでは、ユーザーをネットワークに接続することはありません。そして、サイバー脅威が防御システムを突破する前に迅速に特定、分析、軽減するため、M&Aに伴うサイバー リスクを80%削減できます。Zscalerのプラットフォームは、IT/セキュリティの運用において、働く場所や接続場所に関係なく、あらゆるデバイス、アプリケーション、ユーザーを安全に接続します。このプラットフォームは数日で稼働させることができるため、以下を速やかに達成できます。

• 操作が簡単でスケーラブルなクラウド プラットフォームで、既知のサイバー脅威や進化するサイバー脅威、さらにインサイダー リスクから企業を保護
• M&Aに関するIT関連のプレイブックを、ネットワーク エンジニアリング、エンド ユーザーとアイデンティティーの管理、先行ITの標準化などに重点を置いた複雑なプロジェクトのプログラムから、よりシンプルで合理的な一連のオンボーディング プロセスに変換
• 実践への障壁が取り除かれるため、価値獲得につながる相乗効果をより早い段階で実現

最新の方法で統合を実現するZscaler

どこからでも中断なくプロセスとデータをすぐに共有できるという点は、優れた差別化要因です。Zscalerのシンプルなソリューションで、短時間での統合が可能になるだけでなく、ユーザーの中断を最小限に抑え、コストやリスクを低減できます。ZscalerはM&Aの件数を増やしながら、価値獲得に向けた活動を迅速に開始できるように支援します。詳細は、デモをご予約いただくか、こちらのホワイトペーパーでご確認ください。