ゼロトラスト

Zscalerを採用してITコストを削減する方法 – 第5回:M&Aの合理化

Zscalerを採用してITコストを削減する方法 – 第5回:M&Aの合理化

このブログ連載では、境界ベースのネットワークとセキュリティのアーキテクチャーからZscalerのゼロトラスト アーキテクチャーに移行することで、組織がどのようにコストを削減できるかを紹介しています。

第1回はコストのかかる侵害を回避するためのセキュリティ態勢の改善、第2回はテクノロジー コストの最適化、第3回は運用効率の向上の重要性、そして、第4回はユーザーの生産性を向上させるメリットについてそれぞれ解説しました。第5回となる本記事では、次の点を中心に解説していきます。

 

M&A

成長、拡大、相乗効果を求める多くの企業にとって、吸収合併(M&A)は戦略的優先事項ですが、ITシステムの統合は買収の成功を左右する重要なステップです。図1に示すように、従来のIT統合アプローチでは、2つの組織のネットワークを接続して、買い手側のユーザーとアプリが買収企業のユーザーとアプリにアクセスできるようにします(その逆も同様)。しかし、このネットワーク統合プロセスは複雑で時間がかかるうえ、予期しない技術的な問題やセキュリティ上の問題が発生することも多く、統合スケジュールに遅れが生じたり、大幅なコスト超過を招いたりする可能性があります。実際、M&A取引の70%はこのような統合上の課題により、本来期待されていた価値を達成できていません。

図1: M&Aに伴うIT統合への従来のアプローチ

 

Zscalerのアプローチ

Zscalerは、従来のネットワークを中心とするアプローチが抱える複雑性、遅延、コスト超過などの問題を解消するIT統合の最新アプローチを提供します。Zscaler Zero Trust Exchangeでは、ユーザーはネットワークではなく、アプリへのアクセスが許可されるため、接続はネットワーク統合には依存しません。その代わりに、Zscalerは効率的なスイッチボードとして、場所に左右されることなく、ユーザーとアプリケーションを1対1で安全に接続させます(図2参照)。これは、エンドユーザーのデバイスに展開された軽量エージェントで行われるため、回線、ネットワーク、ハードウェアを購入する必要はなく、プロビジョニングや構成も一切不要です。他にも、ネットワークIPの競合解消などの技術的な課題がないため、プロセスがはるかにシンプルになり、効率性の改善やコストの削減にもつながります。

 

図2: M&Aに伴うIT統合へのZscalerのゼロトラスト アプローチ

 

Zscalerのゼロトラスト アプローチを採用することで、IT部門は複雑性を平均60%削減し、統合スケジュールを短縮できるため、ユーザーはシステムやデータに迅速にアクセスできるようになります。その結果、企業は価値を獲得し、相乗効果を迅速に達成できると同時に、価値実現までの時間も平均50%短縮できます。また、スケジュールの短縮は、M&Aに関連するITコストを40%削減します。Zscalerは合併後の企業における全体的なセキュリティを強化し、お客様は通常139%の投資収益率(ROI)を達成しています。

以上をまとめると、M&Aに伴うIT統合へのZscalerの最新アプローチは、従来のアプローチが抱える課題を解消する革新的なソリューションであることがわかります。ネットワーク統合の複雑性と遅延の問題を解消することで、企業は相乗効果や価値創造活動を迅速に実現でき、大幅なコストの削減とROIの向上を達成できます。

真のゼロトラスト プラットフォームがどのようにM&Aの価値実現までの時間を短縮し、コストを削減するかについては、こちらのホワイト ペーパーで詳細をご確認ください。Zero Trust Exchangeでコストを削減したお客様の事例は、こちらのeBookでご確認いただけます。

 

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